2012年2月9日木曜日

フィリピン 嫁さんの子供(ボーズ)の問題

  私たち夫婦は、バツ1同士の結婚です。嫁さんには、今、小学校6年になる男の子が1人います。連れ子という言葉がありますが、これは彼にはあてはまりません。というのは、この子(以下ボーズと呼びます)は、父親側に引き取られていたのです。私が、嫁さんと結婚するときも、多少の経済援助はしてやっても、家族の一員とは考えてなかったし、嫁さんもそれで了承していたし、問題は無かったはずなのです。ところが、、、、、


私たちの結婚後すぐに、ボーズの父親(嫁さんの前夫)が、心臓麻痺か脳卒中か知りませんが、半身麻痺の知的障害者に成り果ててしまったとのこと。そこからです、嫌な問題が噴出してきたのは。


家庭の経済的困窮です。まがりなりにもボーズの父親は仕事してたらしいので、それが絶たれて、家庭は崩壊。 その男の嫁さん(ボーズの2ndマザー)は、浮気に走る。実子だけを可愛がって、夫の連れ子であるボーズは他人扱い。


輪をかけるように、ボーズ自身はひねくれる。小学生のクセに、髪染めて、アクセサリーちゃらちゃらして、イヤリングして、肌に刺青風のペイントして。。。。私が一番、殴り倒したいタイプのガキに成り果てています。


私の嫁さんは、当然ボーズのことを心配する。気になる。ところが、私に向っては極力そのことを話ししないのです。遠慮ですな。いきさつ上から考えても、実情から考えても、私にそのボーズを引き取るいわれはない。 そして、ひねくれて育っているボーズを、私が気に食わないことを、嫁さんは熟知している。 まあ、嫁さんも可哀想な立場です。


見るにみかねた、ボーズのお婆ちゃん(父親サイド)が、田舎へボーズを引き取ったのが、4ヶ月前。ここから北へ200キロのオロンガポです。


とりあへず、問題が収まってよかったと思ったのもつかのま、ボーズが田舎を家出、学校放棄して、私の家にやってきたのが、先々週のこと。ボーズにしてみれば、母を訪ねて200キロ、という感じでしょうが、家出に大した理由なんてありません。もともと、マニラの下町で育ったボーズ、田舎がつまらんということでしょう。



怒りながらも、仕方なく受け入れる嫁さん。 そんな、我侭勝手許されないと、態度を硬化させる私。ボーズが田舎へ引き取られるときに、それなりの援助もしてやったのです。私は、くだらないボーズの身勝手が非常に気に食わない。家で数日ゴロゴロしていたボーズですが、私が怒り出す前に、嫁さんが手を打ちました。元いた場所の近所の、知り合いの家にとりあえず、預かってもらうということで話しがまとまったみたいです。預かってもらうといったところで、その家はバラックともいえないような家。経済的にはどん底の家庭です。どうしたものか。



6年生だから、3月に卒業らしいのですが、田舎の学校を飛び出してきているものですから、普通に言えば、卒業できません。 ところが、このあたりがフィリピンの真骨頂。 先生を買収することでなんとでもなるらしいです(笑)。あと2-3ヶ月のことですから。  (この話題は面白いのでまた今度)



結局、くそボーズの我侭勝ちです。今は、地元で学校もいかずプラプラしているようです。タバコでも吸って、ドラッグに走ってという、アホなパターンにはまらなければいいですが。



甘すぎる! と嫁さんに意見を言う私。 意見を言ってから、私には関係ない話だと思い直す。関係ない話で通せればいいのですがね。どうも、そうは行かないと思います。それなりの援助が要るなら、口も出すぞと、嫁さんにクギを差す私。


このボーズ問題。 どうも、将来の大きな火種になりそうです。

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