2012年2月13日月曜日

フィリピン スモールビジネス 小売粗利

本日は、スリッパの第1回仕入れを行った。
数値を分析してみたら、私の常識には無い、面白い傾向が出てきた。



こんなに早く在庫補充をしなければならないのは、少し誤算だったが、よく考えてみると当然か。というのも、前オーナーの立場からすると、売却しようとしている店の在庫を、最新の状態にしているわけが無い。ですから、数日営業しただけで、売れ筋が足らないのが直ぐにわかった次第。



仕入れ先の領収書から、真実の仕入値が出てきたので、領収書の余白に店での実売価格を、嫁さんと店員に書かせた



本日の総仕入れ数は222足。私がざっと棚卸ししたところ、店の現有在庫は1000足程度。全体の22%の更新だから、全体の様子を推測するには十分なサンプル数。早速、久々にエクセルにデータ入力して、ボリューム掛け、加重平均をとってみた。



結果、平均の粗利率は70%弱。 
粗利がですよ、原価じゃないです。 代理店商売(物の単純売買)を過去によくやっていた私の頭は、どちらかというと反対。30%が粗利がのればいいというのが、実感。 この店、実に70%の粗利が乗ってる。



更に面白いのは、低価格のモデルほど、粗利が大きくなる
これも、私の常識は反対。単価の高いものほど利益率が良い、というのが私の頭。 この店、安物ほど、よく儲かる構造になっている。 これは、数字を出してみて、なるほどと思った。というのは、クラスAでもBでも、所詮はスリッパ。確かに、商品の出来は違うのだが、根本的にスリッパに価格には常識的上限があり、クラスAのものは、値段の頭を抑えられているかんじですね。反面、Bのものは、仕入が極端に安く、Aを少し下回るくらいの値付になっている。 当然、Bのほうが利益率がよくなるのです。




ここで得た率に、在庫処分販売見合いをリスクを取って、65%くらいの粗利率で、収支とってみた。売上は過去の正味実績が手に入ってますから。俄然、やる気が出てきた(笑)。


とらぬタヌキにならないよう、頑張りたいですね。


私は、元経理マン・原価管理マン。 計算は固い目固い目にします。それでも、今回は期待出来る数字だと思います。


期待ったって、モンキースモールビジネスですよ。
日本人の皆様、笑わないで下さいね。
でも、それでいいんです。
大きくたって、小さくたって、商売の基本は一緒

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