2012年1月29日日曜日

フィリピン 不可解な偽物DVD業界

  1月とは思えないくらい、ガンガン暑いマニラです。日が沈むと涼しくなりますが、日中はプールに飛び込みたい気持ちになります。

  ロビンソンスーパーに行ったついでに、隣のバザールを見て回ったのですが、姿を消していたDVD屋さんが堂々と復活しておりました。と言いますのは、扱っている製品は全て違法コピーのまがい物(もちろん中国製)ですから、たまに警察のガサいれがあるようです。 その前後だけ、DVD屋さんは姿を消します。 で、ほとぼりがさめたらまた復活。その繰り返しを延々やってます。

  先日、キアポをウロウロしたとき、道の両側ビッシリDVD屋さんの道があるので、いってみたら全くDVD店の姿が無くなっている。おっさんに聞くと、警察が取り締まったとのこと。で、どうなったかというと、屋内に無理やり移動して、堂々営業を継続している(笑)。

  ”いたちごっこ” という言葉があるが、それにはあたらないと思う。何故なら、直ぐ復活するDVD店を警察が知らないわけ無いからだ。本当に、摘発・撲滅するつもりなら、もっとガンガン抜き打ちでやったら、商売自体が出来なくなるのに、どうも警察には、そこまでの意思は無いようだ。違法コピーがまかり通っているのは、よくないので、体裁を繕うために、時々ガサいれをやっているように思える。

  ということは、警察として、社会として、違法コピー業界を温存しているわけだ、ここフィリピンは。色々な利害関係があるのでしょうね。みかじめ料とか、見逃し料とか。警察にも十分実入りがあるんだろうな。 真面目に取り締まらないところを見ると。

  茶番ですな。

  バクラランの路上不法店舗もそうです。2回ほど見たことありますが、警察が来ると、皆大騒ぎして、店を仕舞う。でも、警察が立ち去ったら直ぐに復活。 警察は戻ってこない。こんな茶番を、あきることなく繰り返す、平和なフィリピン社会です(笑)。

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