2012年1月7日土曜日
フィリピン 介護生活を考える 序章
このブログ、日常のしょうもない話題ばかりで、肝心の本題にあまりふれていません。
我が家は、左半身麻痺の母親、右足歩行障害の父親。 2人の日本人老夫婦を介護しています。 昨年末で、フィリピンに来て満2年になりました。 これから何年あるいは何十年この介護生活が続くのかは、神のみぞ知る、ですが、とりあへず2年間、フィリピンで過ごしてこれたということは、見切り発車した異国での介護生活は、成功していると判断していいのではないかと思ってます。
◎母親の状態
くも膜下出血の後遺症による左半身麻痺、及び記憶・知的・情緒障害です。 歩くことはおろか、立ち上がることも1人では全然出来ません。 寝たきりではなく、座位は保つことが出来ます。 頭のほうは、普通に話しも出来ますし、一見問題ないようにみえるのですが、新しい記憶が入りにくくなっていることと、情緒が非常に不安定で、突然泣き出して叫んだり、夜間せん妄があります。74歳。
◎父親の状態
大動脈瘤手術の合併症の脳梗塞による、右足の障害。歩くことはかろうじて出来ます。足を引きずりながら、杖あるいは歩行器につかまりながら、足を引きずりながら、ゆっくり歩けます。頭のほうは以前と変わっていません。73歳。
この両親2名を抱えて、何処の施設にも入らず、一から生活をここフィリピンマニラで立ち上げてきました。最初の半年ほどは悪戦苦闘の日々でしたが、今はもう落ち着いて、大過なく毎日を過ごせています。
両親の体の状態は、よくはなりませんが、現状をしっかり維持できていると思います。
自分で言うのもなんですが、色々と人のしない経験をしてきたと思います。
ブログでそれにあまり触れなかったのは、書きたいことがありすぎて、頭が整理できなかったからです。今後は順番に少しずつ、フィリピンにおける介護生活の実体験に基づいた、私の所感をゆっくり語って行きたいと思ってます。
序にかえて、
結論。
フィリピンの介護生活は、
十分にやっていける。
でも、やっていける条件を満たせる人は少ないであろう。
最大の問題は、
ホームシック。
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