『大丈夫、私のお父さんの友達は、メイヤーの友達だから。』
『任せなさい。私の友達のお姉さんは、バランガイキャプテンの秘書だから。』
『私の従兄弟はポリスの偉いさんだから。』
『このビジネスは凄い。バイスメイヤーに話してあるから。』
てな具合で、訳の分らない人脈コネクションを、さも凄いことのように自慢する輩が多いです。 これは私がまだ単なる旅行者の時から感じていたことです。フィリピン人だけではなく、怪しげな在フィリピン邦人にもこういう人が多い。
コネが物を言う社会であることは事実でしょう。日本人の正常の感覚から言えば、例え市長の友達であっても、それがどうしたということになる。ルールはルール、法律は法律、黒のものを白には出来ないでしょうし、そんなことしてはいけないでしょう。 これが普通の感覚。
でもここフィリピンでは、本当に有効なコネクションがあれば、黒を白にしてしまうことが出来るようです。当然、袖の下という金が必要なことは言うまでもありませんが。 いや、逆に多額の袖の下が出せる人には、そういうコネクションが向こうからやってくるのかもしれませんね。
私はその手の話しが大嫌い。
理由は、何の役にも立たない場合が多い。
そして、危ない臭いのするところには決して近づかないのが、フィリピン生活の信条だからです。
日本に居る時は、危ない話し程、儲けが大きいなんて考えて、無茶してたこともありますが(笑)。ここでは、私は異邦人。 君子危うきに近寄らず、です。
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(実際に使ったことがあるコネ)
実にくだらないコネばかりですが(笑)、一応有効だった経験です。
◎嫁さんの友達=MMDAの隊長クラスのEさん
2回助けてもらいました。車運転中に違反で止められたときです。そのEさんは、そこらの路上にウロウロしている交通取締り官からすると、 『YES SIR!!!!』 となるくらいの人らしいです。違反切符を切られるところが、その場の電話一本で、100ペソの手数料で終わりになりました(大笑)。
◎私の知り合いの日本人の方の嫁さん=市役所の婚姻係のスタッフと懇意
これは助かりました。当地で超ややこしい結婚手続きが実にスムーズ。あちこちで待たされたもありませんでした。当然、必要書類はキチンとしましたが、いわゆる超特急処理というやつで、優遇して頂きました。そのお姉さんへの袖の下は、1000ペソを2回くらいだったと思います(笑)。
◎嫁さんの幼馴染=LTO(陸運局)の職員
LTOは待ち時間の長いことで悪名がとどろくところですが、お陰で私はLTOで待った経験がありません(笑)。免許の発行も、更新も、単車の届出も、実にスムーズに終ります(大笑)。 袖の下は、500ペソくらいだったかな。 これは安いと思った(笑)。
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まあ、このくらいに話しだったら笑いで済みますね。
これくらいにしておくのが、安全に生きるコツですよ。ここでは。
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