食べ物の話しです。 日本では、何と言っても食べ物が美味しいのは、秋~冬ですよね。 実りの秋、天高く馬肥ゆる秋。 秋の味覚は一杯ありますが、代表選手はやっぱりサンマでしょうか。冬になると、背の青い魚は油が乗っておいしくなります。 寒サバ・寒ブリ等、魚の名前の前に『寒』という字がついて、その美味しさを表します。
ここフィリピンは基本的に常夏の国ですので、魚の油の乗りは、全くダメです。サバ・イワシは年中市場にあるのですが、油乗りがさっぱりですので、煮付けて食べないと、塩焼きにすると、パサパサで美味しくありません。 先日の『じじばばメニュー』で、サバの塩焼きがありますが、これは韓国食材店で買う、冷凍物の塩サバです。 現地物じゃありません。
だから、フィリピンの人は、魚を素揚げにして、よく食べます。 まあ、確かに油乗りがよくない魚の食べ方としては一番美味しいとは思います。 テラピア(庶民の魚の代表格・クロダイみたいな魚)の素揚げなんかは、香ばしくて美味しいです。
ところが、最近、市場によく行くので、はっきり気付いたのですが、この季節、フィリピンの市場でも、サバとイワシが大型化しているのです。 盛夏の頃には無かった、大振りのサバ、丸々と太ったイワシ。 少しながらも、ここフィリピンにも、魚の季節感がありました。 先日、食い物にうるさい親父が、イワシの生姜煮が、美味しい美味しいと言ってましたから、やがり違ってきているのでしょう。 サバでも、煮付けた時に、煮汁に油が浮くようになってきています。
今度、市場で買ったサバを塩焼きにしてみよう。 食えるかな? 無理だろうな。 いかんせん、日本のサバは美味過ぎるからなぁ。 その感覚で、食ったらガッカリするだろうな。
明日の、じじばばメニューは、サンマの塩焼き。 これも韓国食材店で買う冷凍物です。 これはいけます。 焼いていると、家が火事なのかと思うくらい煙がでます。 庭先で炭火で、メイドさんが焼いてくれます。 昔の日本の光景ですね、庭で炭火でサンマ、うちわ持って。
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