病院にて病死、フィリピンで火葬、日本へ持ち帰り・・・という一般的なケース(もちろん死因に何の事件性も無い)ですので、諸手続きの流れを書いてみたいと思います。
●看取り、死亡確認
●病院発行の死亡証明書(Certificate of Death)受け取り。主治医、病院発行者、私(遺族)のサインあり
●病院にて会計を済ませる。済まないと病院から出られません。
●遺体は病室を出て、安置室(フリーザー)で待機、迎えを待つ。
※病院、ドクターの仕事はここまでですから、次は葬儀屋の手配です。
●メモリアルパーク(火葬場併設)の事務所に行って交渉。私がお願いしたメモリアルパークでは、全て込み込みのパッケージプライスを提示されました。家族の意向によっては、必要なもの必要でないものがあると思いますので要確認です。しかし、大概、時間はないし、気は動転してるし、値段交渉などしている余裕はありません。ですから、不謹慎でも、生前に急な事態が予測されるなら、万一に備えて、先行して相談しておくことはいいかもしれません。
(今回葬儀屋のしてくれたこと) 130000ペソのパッケージ
・遺体の搬送 病院→メモリアルパーク 救急車型ライトバン
・死後処理 ホルマリン・死化粧・衣装着替え・棺桶への安置
・棺桶、骨壷は全てパッケージに含まれます
・遺体の搬送 メモリアルパーク→自宅 救急車型ライトバン
・自宅内に安置 白カーテンや、照明、カーペット、記帳台など全て設置
・遺体の搬送 自宅→メモリアルパーク 霊柩車
いわゆる出棺です、母の好きだった音楽を鳴らしながらゆっくり進みます
・火葬 待合室で最後の別れ、焼却炉に入るまで見送りました
火葬は、2時間程度で完了。遺骨拾いはありません。
完全に遺灰になって出てきます。
・骨壷 遺灰を骨壷へ、メモリアルパークの綺麗な袋で包んでくれます。
(葬儀屋で受け取る書類)
●火葬証明書(Certificate of Cremation)
●市役所のスタンプのある公式死亡証明書(Certificate of Death)
※市役所への届出は葬儀屋がやってくれましたが、役所の処理が通常なら3-4日要するらしいです。今回は帰国が翌日でしたから、特別にプッシュして、自ら役所に出向いてゲットしました。スケジュール要確認です。
(利用した葬儀屋)
Loyola Memorial Chapels & Cremation (LMCCI Sucat)
sucat rd, Brgy BF Sucat, Paranaque City ℡826-7014
※高いか安いかはわかりませんが、
日本人の納得のいく仕事(迅速さ、マナー、清潔さ等)をしてくれました。
※葬儀屋の仕事はここまで、次は帰国の段取りです。
●死亡証明書の翻訳 日本の役所で要りますが、フィリピン現地では不要でした
(日本大使館にて帰国の手続き)
●母の遺骨・死亡証明書(市役所受付済み)・火葬証明書・故人のパスポート
以上が必要書類でした。
●中身の検査・壷の封印
●『遺骨証明書』 の受け取り(帰国時の最重要書類)
壷の中身は遺骨だけであるという日本大使館のお墨付きです。
これがないと空港で荷物検査で空けられて、かき回され、大騒ぎになって、多分帰国出来ないでしょう。
●故人のパスポートの抹消処理
●大使館の受付が平日の15時半までですの要注意。私は遅れそうだったので16時半まで待って頂きました。
(いざ帰国の途へ NAIAへ)
骨壷を預ける人いませんから、機内持ち込み手荷物です。日本大使館発行の 『遺骨証明書』は、何回も提示を求められます。 空港ビルに入るとき、チェックインカウンター、イミグレーション、搭乗ゲート前のボディチェック。
無事、機内へ。
詳細情報ありがとうございます!
返信削除参考にさせて頂きます。