2012年5月23日水曜日

フィリピン 死亡後の流れ

病院にて病死、フィリピンで火葬、日本へ持ち帰り・・・という一般的なケース(もちろん死因に何の事件性も無い)ですので、諸手続きの流れを書いてみたいと思います。



●看取り、死亡確認

病院発行の死亡証明書(Certificate of Death)受け取り。主治医、病院発行者、私(遺族)のサインあり

●病院にて会計を済ませる。済まないと病院から出られません。

●遺体は病室を出て、安置室(フリーザー)で待機、迎えを待つ。



※病院、ドクターの仕事はここまでですから、次は葬儀屋の手配です。



●メモリアルパーク(火葬場併設)の事務所に行って交渉。私がお願いしたメモリアルパークでは、全て込み込みのパッケージプライスを提示されました。家族の意向によっては、必要なもの必要でないものがあると思いますので要確認です。しかし、大概、時間はないし、気は動転してるし、値段交渉などしている余裕はありません。ですから、不謹慎でも、生前に急な事態が予測されるなら、万一に備えて、先行して相談しておくことはいいかもしれません。




(今回葬儀屋のしてくれたこと) 130000ペソのパッケージ

・遺体の搬送   病院→メモリアルパーク  救急車型ライトバン
・死後処理    ホルマリン・死化粧・衣装着替え・棺桶への安置
・棺桶、骨壷は全てパッケージに含まれます
・遺体の搬送   メモリアルパーク→自宅   救急車型ライトバン
・自宅内に安置  白カーテンや、照明、カーペット、記帳台など全て設置
・遺体の搬送   自宅→メモリアルパーク  霊柩車
           いわゆる出棺です、母の好きだった音楽を鳴らしながらゆっくり進みます
・火葬       待合室で最後の別れ、焼却炉に入るまで見送りました
           火葬は、2時間程度で完了。遺骨拾いはありません。
           完全に遺灰になって出てきます。
・骨壷       遺灰を骨壷へ、メモリアルパークの綺麗な袋で包んでくれます。

(葬儀屋で受け取る書類)
火葬証明書(Certificate of Cremation)
●市役所のスタンプのある公式死亡証明書(Certificate of Death)

 ※市役所への届出は葬儀屋がやってくれましたが、役所の処理が通常なら3-4日要するらしいです。今回は帰国が翌日でしたから、特別にプッシュして、自ら役所に出向いてゲットしました。スケジュール要確認です。


(利用した葬儀屋)

Loyola Memorial Chapels & Cremation    (LMCCI  Sucat)

    sucat rd, Brgy BF Sucat, Paranaque City   ℡826-7014

※高いか安いかはわかりませんが、
  日本人の納得のいく仕事(迅速さ、マナー、清潔さ等)をしてくれました。




※葬儀屋の仕事はここまで、次は帰国の段取りです。



●死亡証明書の翻訳 日本の役所で要りますが、フィリピン現地では不要でした



(日本大使館にて帰国の手続き)

母の遺骨・死亡証明書(市役所受付済み)・火葬証明書・故人のパスポート
            以上が必要書類でした。

●中身の検査・壷の封印

●『遺骨証明書』 の受け取り(帰国時の最重要書類)
 壷の中身は遺骨だけであるという日本大使館のお墨付きです。
 これがないと空港で荷物検査で空けられて、かき回され、大騒ぎになって、多分帰国出来ないでしょう。

●故人のパスポートの抹消処理

●大使館の受付が平日の15時半までですの要注意。私は遅れそうだったので16時半まで待って頂きました。



(いざ帰国の途へ NAIAへ)

骨壷を預ける人いませんから、機内持ち込み手荷物です。日本大使館発行の 『遺骨証明書』は、何回も提示を求められます。 空港ビルに入るとき、チェックインカウンター、イミグレーション、搭乗ゲート前のボディチェック。



無事、機内へ。




1 件のコメント:

  1. 詳細情報ありがとうございます!
    参考にさせて頂きます。

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