2012年5月11日金曜日

フィリピン こんな商売はどうですか?

先のタギッグ市の記事を書いていて、思い出した話しがあるので書いてみます。


商売の話しです。話しの出所は、私のフィリピン人の友人。大学出の男で、私の知り合いの中では、まあまあの奴です(どんな表現や すいません)。


商売のネタは、ダンプトラックを買って、パンパンガ等の田舎の山から、砂利をメトロマニラの建築現場に運ぶというもの。商売のキモは、運送代を得るのではなく、田舎で砂利を買って、メトロマニラの建設現場で売るという売買の形の商売。 まあ、もちろん付加価値は運送労務になるわけですが。


とにかく、ここ数年のメトロマニラの砂利需要は天井知らずらしいです。いくらでも需要がある。それは、納得いきますよね。 これだけの建設や開発があちこちで進行してたら、さもありなんと思います。ですから、田舎から砂利を運べば運ぶほど、売上げが上がるということ。


この私の友人は実際に雇われて、ダンプトラックの助手をやっていて、田舎の砂利積載現場から、メトロマニラの砂利降ろし現場まで全部見てきて知っているとのこと。数十台のダンプトラックを所有するオーナーだったらしく、まるでコンボイのように、数十台のダンプが田舎の山から、マニラ目指して疾走する様は、壮観だったらしいです。 なんか格好いいですね(笑)。


面白かったのは砂利の値段! 田舎の山を切り崩して、砂利をトラックに売る現場があるらしいのです。そこには、エージェントが一杯いて、やって来る空のトラックを山の切り崩し現場に斡旋する。 正確な金額は忘れましたが、大型のダンプに一杯一杯積載して、お値段1000ペソ。 要はただみたいな金額です。 それがマニラにつくと、ゼロが一つ増える。10000ペソ。 一往復の粗利9000ペソ。 ガソリン代一往復3000ペソ。 ドライバー給料1トリップ500ペソ。 一往復の純利益は、、、、5500ペソですな。 これを一日2往復する。 ということは、ダンプ1台あたり、1日11000ペソの利益。 月33万ペソ。 ダンプ3台で月99万ペソ。

(金額は全て、大雑把)


まあ、こんな商売らしいです。スービックか何処かで、中古のダンプ買って、参入しないかという話しでした。中古のダンプっていくら位のものか、全く想像つきませんが、月33万ペソ叩き出してくれたら、1年もあれば十分回収じゃないですかね。 わかりませんが。


まあ、市中のタクシー・ジープ・トライシクル、全部そうですが、難敵は車のメンテナンス費用。ダンプとなると、これもバカにならないでしょうから、相当固く見ておく必要はありそうなビジネスですが。

それと、この商売の難題は、ダンプのパーキングスペース。自家用車みたいに、そのへんに停めておくなんてこと出来ませんからね。パーキングロットの取得あるいは、リースも必要だと思います。


ご興味のある方いらっしゃたら、キーパーソン紹介しますよ。砂利の売り買い、車両の整備や、登録保険関係まで全てできる知識をもった男です。英語話します。


先ずは田舎の現場と、マニラの荷卸し現場の視察から。 実際にダンプに乗せてもらって、体験するのが一番でしょうね。


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