2012年3月31日土曜日

フィリピン 桜の季節

フィリピンに桜はありません。


普段は全くと言ってもいいほど、母国日本に郷愁など感じない私ですが、やはり日本人のDNAか、桜の花だけは、いいなあ、、見たいなあ、、、と感じます。
 この季節、日本では桜前線のニュースがありますね。 日本人が桜の花に感じる思いというのは、格別のものがあります。 世界に類を見ない、独特のものですね。


『もののあわれ』、 『無常観』、 『はかなさ』 といった自然と共生して、移ろい行く季節(自然)に感銘し、人間の命のはかなさを感じる。 日本人の感性は季節の移ろいとともにあるのです。たった数日の満開で、いさぎよく散っていく桜は、まさに日本人の感性の象徴であります。


これは、外国人にいくら説明しても、上手く伝わりません。いわんや、フィリピン人には(笑)。常夏の国の花は、フルーツと一緒でワンパターン。 感性を刺激しません。


大阪のマンションから事務所へ徒歩で通ってた。自宅と事務所のあいだにある大阪城公園。桜の季節は、毎日少し遠回りして、桜満開の下を歩いたものです。

で、少し昔の写真を。

大阪城公園 お決まりの宴会 後はゴミだらけ
満開
八軒家船着場から梅田方面をのぞむ
天神橋から天満橋・京橋方面をのぞむ

2012年3月30日金曜日

フィリピン 介護生活を考える⑦ 人(介護士・メイド)その4

介護の話し、随分と間が空きました。人(介護士・メイド)の4回目になります。心の面で、フィリピン人が介護士の資質があると以前書きましたが、今日は、ある1点に絞って話したいと思います。


それは、下の世話 です。


重介護にどうしてもつきものの、下の世話。 小便・大便です。 人間が生きている限り、この営みは止むことはありません。


母は、夜だけ大人用のオムツをしますが、昼間はオマルで行います。本人の尿意・便意がはっきりしていればいいのですが、うちの母の場合は、これがはっきりしない。つまり、本人の尿意・便意の感覚が、かなり麻痺していると思います。 必然、排泄の失敗が起こります。 いわゆる 『たれる』 ということです。ベッドやシーツを汚すことはしばしば。 そして、朝起きてオムツを外すとき、小便は仕方ないのですが、大便までしているときがあります。


はっきり言って、臭いとの格闘です。 私なんかは、全くの苦手なので、おえっ! となって、もうたまりません。 介護という仕事の、もっともやっかいな仕事だと思います、この下の世話。




フィリピン人の介護者の重要な、資質として、 『下の世話を気にしない』 、というのがあると思います。 これは、小さなことではありません。 とても重要なことです。 彼ら、あんまり気にしないのです。人を使う身の私からすると、非常にたすかります。


例えば、『ウンチで手が汚れる』。 私なんかは我慢できません。 でも、フィリピン人、とくにオバサン介護者は、平気な人が多い。 人を雇うときに、いつも警告するのですが、介護の仕事に下の世話はつきもの、大便の後始末など、出来ますか? と。 フィリピン人の答えは、たいてい、『それがどうした?』 みたいな感じです。 気にしないのです。



これは、何故かと考えてみました。 

答えは彼ら自身のトイレの仕方にあると思います。 フィリピン庶民はトイレットペーパーを使いません。 使うのは、水・石鹸、それと手。 用を足したあと、水でじゃぶじゃぶ洗うのですね。 石鹸を使うのはまだいいほうです。 水と手だけの人も多いと思います。 私なんかは、排泄した自分のお尻を手で洗うなんて考えられませんが、ここの人は皆そうします。 手は洗ったらしまい、手で排泄の処理をすることは、毎日のことなのです。



話しは脱線しますが、日本ではウォシュレットがかなり普及してますが、それは何故でしょう? 乾いた紙で、お尻をゴシゴシするだけより、清潔だし気持ちいいからではないでしょうか? ここの人は、手動ウォシュレットをずっとやっているのです(笑)。 絶対にそのせいだと思いますが、ここフィリピンでは、 『痔』 というのを聞いたことがない。 よく考えてみたら、ウォシュレットを使用しない日本人の紙だけスタイルは不潔ですよ。 水と石鹸で洗うほうが、はるかに清潔。 気にしなければ。



いずれにしても、下の世話を、こころよくやってくれる。 これは、本当にありがたい



細かいことのようですが、介護の経験のある人ならわかると思います。 この下の世話の精神的負担は大変なものです。 とくに慣れないうちは。 フィリピン人の介護者としての資質の重要な部分だと思います。

今日の 愛子ちゃん 10

ますます元気、ますます快調。 怖いものなし。 やんちゃぶりは、まるで男の子。 我が家の太陽です。



愛子はホース(馬)が大好き。パパの競馬好きの影響。

愛子の友達。ディープ君(笑)。

レストランに行くと、とにかくうるさい。ゆっくり食事出来ません!

一生懸命、水を食べてます。

色んな所で座り込むのが好きです。


最近やたらと寝相が悪い。ベッドは到底無理です。


フィリピン 為替レートのその後

しばらくブログ更新をサボってました。別に何かあった訳ではないのですが、やる気がダウンモードに入ってました。フィリピンは、来週がホーリーウィーク。 ホーリーウィークが何たるかは、よく知りませんが、経済的には休日なので、役所や金融機関、小売店なんかも休みのはずです。よく休む国だなというのは実感です。そんなに休んでるほど、余裕があるのか?この国は、、と思ってしまいますが、まあ関係ない。


我が家の小商いの、ドレス屋スリッパー屋も、とりあへず起動に乗り、ここフィリピンで、生命を維持できるレベル(笑)の最低限の経済的基盤は出来たかなと思ってます。次なる、3つめ4つめに向けて、頑張っていかないと。。。。


こちらの小売商売は、為替レートなんて関係ないのですが、日本からの送金をベースとする生活の場合、関係大有りです。


結局、今回の急激円安局面は、3月15日の84.1699円をもって高値を形成し、調整局面に入っている、今日は既に82円を割り込んでいる。85円の壁かなと思っていたが、その手前の84円で天井を打った。日足チャートでの観測だが、この調整が、底を打って、反転上昇、先の84.1699円を抜いていくまでは、上昇トレンド確定とは言えないと思う。当面は、フィボナッチ係数なども参考にしながら、調整局面が何処で底を打つか。82-84円のBOXの様相が濃厚だが。。。。


とかなんとか言っても、生活感覚からすると、絶対的円高ゾーンは確かです。手持ちの円は、せっせとペソに換えています。


せめて私が生きているうちくらいは、日本という国が破綻せずに、円の価値が壊滅するようなことだけにはなりませんように。。。。どうも、なりそうな気がして仕方ないが。。。。。


スリッパの販売、頑張ろう(大笑)。

2012年3月22日木曜日

フィリピン とっても平和な一日でした

雨模様の一日でしたが、何故か今日は我が家の中が、ほんわかした雰囲気で平和な一日でした。こう書くと、いつもは平和じゃないみたいですけど(笑)。


朝から夜まで、母はいたってご機嫌でした。昼寝もちょっとしたくらいで、よく起きていて、マリビックおばさんや、愛子ちゃんと楽しくして、笑いが絶えない日でした。機嫌がいいと、頭の調子もいいのか、話しのズレが少ない(笑)。愛子の動きが目に入ると、『愛子ちゃん!』と呼びかけて、笑ってました。んんんん、いい感じだ。 何故かな(笑)。


マリビックおばさんが、気を使って、母のことをいつも見ていてくれますから、安心です。そこに、愛子が走りよって行き、自然と、母を中心に楽しい輪が出来ています。母も笑い声を出すことが多いです、今日は。


皆で、スターバックスに一緒に行きました(写真)。小さいケーキとハーブティーを美味しそうに、幸せそうに食べていた母です。


ショートケーキを食らう母。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



母は、太り気味で、糖尿とコレステロールの薬を常用しているので、油っこい食事と甘いものは大敵。本人曰く、油っこいものは全く無しでも全然OK、だが、甘いものを食べたらいけないのだったら、もう何のために生きているのかわからない、とのこと(笑)。肥満防止のためには、総カロリーを抑えないといけない。日常生活で、歩くということが出来ないので、本当に基礎代謝分プラスでいいと思う。


甘いものを美味しそうに食べる母を見ていると、やっぱり食わしてやりたい。そうなると、食事は極力減らさないといけない。やはり、運動しないせいか、母自身も空腹感は滅多にないようです。


そこで、私の結論は、昼飯はおやつ程度に、好きな甘いものを少量食べる。栄養の補助に、ミルクサプリメントを取る。夜は通常の食事を少量。こんな風に毎日やろうと思います。


フィリピンには優秀な(医者談)、ミルクサプリメントが一杯あります。中でも、エンシュア(写真)というミルクサプリメントは有名で、私も以前飲んだことがあるのですが、いいと思いますね、体感として。完全食品で、これだけで生きられます。母が1月入院したとき、母はコレだけで生きてました(笑)。やせ衰えることも無く。


ミルクサプリ 『エンシュア』 USAからの輸入品

体は不自由で、あまり楽しいことも無い母の余生です。好きなものを食わしてやりたいと、心から思います。

2012年3月20日火曜日

フィリピン NAIA ターミナル3の見送り

今日は、親父が一時帰国するので、セブパシフィックのターミナル3まで送りに行ってきた。なにせ、言葉の問題もあって、1人では全く歯が立たないだろうから、私と嫁さんでイミグレーションの入り口まで諸手続きを行ってきました。


格安航空のセブパシフィックですが、杖をついて歩く親父が乗客だと告げると、ちゃんと車椅子を持って、アシストのお兄ちゃんが来てくれました。機内持ち込み以外の荷物は無いと事前予約していたにもかかわらず、親父の歩行補助機を無料で預かってくれました。チェックインから、イミグレカード記入、空港利用料支払いまで、ずっとアシストしてくれました。前も言ったけど、セブパシフィックならびにターミナル3、いいと思いますよ。特に問題なし。


今日、問題があったのは旅行税を徴収されたこと。1600ペソ。チャックインカウンターで、パスポートを見て、オーバーステイだと言われたときはムッとした。イミグレーションで、観光ビザの延長手続きはちゃんとしてあるし、パスポートには3月29日まで滞在可もイミグレーションのスタンプもちゃんとある。でも、オーバーステイだといわれて、旅行税を支払わされた


徴税の窓口で文句言いがてら、聞いてみると、オーバーステイの基準が、イミグレーションとトラベルタックスでは違うらしい。イミグレーションの観光ビザは最大1年4ヶ月まで延長可能だが、トラベルタックス事務では、1年超は全てオーバーステイという言葉を使うらしい。わかったような、わからないような、話しだが、仕方無く払いました。VISAの延長料はらって、きちっと手続きしているのに、いざ出国の時にオーバーステイといわれて気分悪かったです。

親父を見送ってから、ターミナル3の3階のレストラン街で、ケーキ食って帰ってきました。

まあ、年寄りや身障者に
は手厚いフィリピンが、格安航空でも活きていて良かったです。

2012年3月18日日曜日

久々に怒! 台湾代表の指名献花除外

もう日本の政治についてはあきらめモードの私で、どんなアホなニュースを見てもなんとも思わなくなっているのだが、昨日、久々に、あまりのバカさ加減に怒りがこみ上げてきて、ついでに、涙までこみ上げてきた。


3月11日の東日本大震災追悼式典で、台湾の代表出席者を指名献花から除外したというのだ。世界各国から、175億の義援金があつまる一方で、台湾はいち早く支援を表明し、義援金総額200億円だそうです。それも、民間れべるでの個人寄付が多く、台湾の方々の親日感情が強く強く表れたものです。


それを、日本政府は事もあろうか、式典での参列各国の献花リストから除外したというのだ。


1つの中国を主張する、中国さんへの配慮か?えっ!!誰が決めたこれ!

日本人はこんな恩知らずの国民か?違うだろ!

しょうもない対中配慮を持ち出す場所か???

大震災の追悼式典だぞ!

誰やコレを決めたのは!

サムライ時代から、受けた恩は一生忘れない、わが国の精神的伝統と違うのか!

恥ずかしいにも程があるぞ!日本!!!!!!!!!!!



(関連記事)

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/diplomacy/549286/

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/gaishin/549221/

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/549466/

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/549080/




最後に、素晴らしい台湾外交部長の言葉。。。。。。。。。。。


『義援金は思いやりの結果で感謝を得る目的ではない。(日台)関係は花束一つで揺るがない。』



(参照)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/diplomacy/549803/



台湾の除外を決めた責任者!!
この台湾外交部長の言葉を読め!

私は日本人として、この言葉を読んだとき涙が溢れました。

恥ずかしいぞ!!!!! 日本!!!!!!!!!!

2012年3月16日金曜日

フィリピン グルメはつらい?

いわゆるグルメの人というのは、フィリピン生活はつらいかもしれませんね。もちろん、毎日毎日、高級レストランで外食できるひとはいいんでしょうけど、そうでない人は何食っても、美味しくないのかもしれません。


かもしれませんというのは、私自身、自他ともに認める味音痴(笑)。フィリピンの飯とバーベキューをガツガツ食う人ですから(笑)。日本での何十年に渡る生活でもそうでした。食い物なんて別に何でもいい、というくらいの感覚の持ち主です。前妻と離婚して独り身がながかったせいもありますが、コンビニ弁当とか、牛丼屋、ラーメン屋、ザめしや、餃子の王将、全然平気です。 というよりも、そのほうが美味しい(笑)。 商売をしてて結構羽振りの良かったときでも、食生活はそんなもんでした。結局、高い金出して、美味いと言われる物を食っても、私には有り難味がわかりません(笑)。 ネコに小判、豚に真珠、私に高級レストラン。


だからフィリピンの食生活が、全然苦にならない。ある意味、幸せですよ。何食っても美味いのだから。グルメの人から言わせると、物の味がわからず可哀想な人だということになるんでしょうが、私から言わせると反対になる。選り好みばかりして、口に合うものが少ないというのは、なんと不幸せなんだろうと思います。


私がフィリピン生活をエンジョイできる大きな要因だと思います。フィリピンの食材、食生活は、まさにB級どころか、C級D級のオンパレードですからね(笑)。でも、食いようによっては美味いんですよ。


私の最大の欠点は、酒が全く飲めないこと。


これは、お酒を飲んで上機嫌に楽しくやっている人が、本当に羨ましいと思います。楽しく美味しくお酒が飲めたら、人生の幅が広がるんだろうなと思います。


昔、フィリピンパブ華やかかりし頃、お店でウーロン茶ばかり飲んでました(笑)。それでも、酒飲み場の雰囲気は好きなので、別にいいですが。


何の話しかわからなくなりましたが、いわゆるグルメな人は、フィリピンはダメでしょうね。うん、これは言えます。

フィリピン 借金の申し入れ 嫌ですね

最近、とんと無かったのだが、一昨日、嫁さんの知人から、借金のお願いがあった。ここフィリピンでは貸した金は、ほぼ100%返ってこないので、基本的には全てシャットアウトしている。以前、5-6の商売を手がけたときに、つくずく懲りましたから。


今回の話しは、嫁さんが子供の頃から世話になっている女性(Sさん)です。いってみれば、嫁さんにとって非常に濃い知人。大切な人間関係です。そんなに非常識な方ではありません。小さな商売をやっているらしく、その運転資金の用立てらしいです。


話しの中身は、Sさんの家・土地を担保に差し出す、欲しい金額は2万ペソ。返却期限は1ヶ月。利息は20%固定でいい。こんな話しでした。200000ペソじゃないですよ、20000ペソです。


私は、Sさんに話しました。 『やめなさい。』 と。


以前の商売時の通常のお客さんなら、喜んで貸し出すところです。担保押収期待です(笑)。しかし、Sさんは大事な知り合い。もしそんなことになったら、永年の人間関係全て破綻。借りた金は返すのが当然としても、色々突発のトラブルも多いここフィリピンのこと、何がおこるかわかりません。たった2万ペソに、大事な家を差し出すなんて、やめたほうがいいと、さとしました。


こうやって、相手のことを思って、話をしても、断りは断り。どこまで意図が通じていることやら。多分、通じてないですね(笑)。


本当に嫌です、借金の申し込みをされること。


断ったら、まるで私が、冷たいケチみたいになるのですから。


金の貸し借り。借りるほうにも、貸すほうにも、全く嫌な話しだと思います。


その手の話しは、聞かないことにする。 これしかありません。

2012年3月15日木曜日

フィリピン 今日の両替レートは0.5105円

BFのプレジデントアヴェニューにある両替商、今日のレートは1ペソ=0.5105円でした。毎日、円は下がっていきますね。昨日の記事で、色々、ごたくを並べましたが、私、相場のチャート分析に関しては、かなりの勉強と実体験を持っているのです。


海外で生活していると、日本円収入の場合、両替のタイミングをはかることが生活に直結するのですが、知らず知らずのうちに、円ドルのチャート分析が日常化しています(笑)。


私のチャート感覚は、 『逆らわない』、『深追いしない』、『あっさりあきらめる』、 この3つで表現できるのではないでしょうか。心得のある人なら、何を意味してるか分かるはずです。当然、色々なテクニカル指標を使うのですが、単純に言えば、トレンドに従った順張り・予定された利確・予定された損切り。 絶対に大きく怪我することはないと思いますよ。このルールさえ守っていれば。


以前は、無茶やってたものです。


我が人生、フィリピンに来て、急に固くなってしまった(笑)。



今は、相場に手を出す事など全く考えていませんが、いづれまたやりたいです、トレード。


そんなことより、今持ってる万札、今両替すべき? ちょっと待つべき?

どう思います? ははは。

2012年3月14日水曜日

フィリピン 急激な円安 嫌ですね

先月からはじまった円安傾向が加速しています。 昨日、近所のマネーチャンジャーで両替したら、1ペソは0.5175円でした。 この円安がはじまる前は、実に0.57円もあったのに、あっという間に、10%以上下落。すごい急ですね。


1万円両替して、5700ペソ貰えていたのに、今は5175ペソしかもらえないのです。当たり前ですが、海外在住者で、円ベースの収入の人は、為替の影響をモロに受けます。やはり、冷静に考えてみれば、実生活がこんな相場に直接影響されるなんてのは、よく無いですね。フィリピンで、ペソで生活する以上は、ペソの収入が一番良いと、つくづく思いました


そういや、世界中で働くフィリピンの労働者。為替に一喜一憂するのでしょうね。同じ仕事、同じ労働時間、同じ収入(現地通貨ベース)で、自国の通貨に両替したとたんに、多くなったり少なくなったり、まさにタイミングだけの問題です。考えたらばからしい話しです。


今回の円安は、どこまで行くのでしょうか。

答え: わかりません。誰もわかりません。


先ずは、85円が目処になるでしょうね。2010年9月から2011年7月まで続いたボックス相場の上限ラインです。そこをぬけちゃうと、次は90円というよりも、95円まで行くのではないでしょうか?2010年6月の高値95円を抜けるかです。もし、これを抜いてしまうと、2007年の120円ベースから始まった、長期円高トレンドの終焉が確定するのかもしれません。そうなると、当然、調整局面は含みながらも、数年に渡る、円安トレンドの発生かも知れません。


急激な上昇(下降)には調整がつきもの。相場は波を描きながら、高値安値を切り上げる(下げる)トレンドを描きます。とりあへず、今手持ちの円万札。少し調整局面に入ったら、ペソに替えようと思ってます。多分、85円を前に若干の調整があるはずです。


ただ、円安といっても、まだまだ円高ゾーン。


生活的には、今の1ペソ:0.5175円もあれば結構なのですが、これが0.4円とか、私も経験したことのある0.38円とかになってくると、キツイですね。


ペソ現金商売の、現地モンキービジネス、がんばりましょう(笑)。

フィリピン マリビックおばちゃん 仕事辞めるって

我が家の、介護ヘルパー兼ベイビーシッター兼メイド マリビックおばちゃんが、辞表を出してきました。3月10日に紙に書いた、辞表の文章を受け取りました。4月9日で、仕事を辞めたいとのことでした。理由は、家庭の事情。


マリビックおばちゃんとは、この人


(ブログ記事参照)
フィリピン 介護生活を考える④ 鈴を鳴らせば人が来る
http://miliondividendazo.blogspot.com/2012/02/blog-post_17.html



このマリビックおばちゃん、本当に優秀な人でした。なんたって、辞表をきっちり1ヶ月前に受け取ったのは、本当に初めて。他の辞めていった連中は、皆、勝手にいなくなったり、今日言って今日辞めるとか、休みで家に帰ったら戻ってこなかったり、、、、、そんな奴ばっかりでしたから。 マリビックおばちゃんは、せめて1ヶ月前には、辞意を伝えないと迷惑がかかるという常識があるわけです。時間にも正確でしたし、仕事はよく気がつくし、愛子はなついてるし。。。。


もう今や、我が家になくてはならない存在になっているだけに、この退職は痛い痛い。同等の使用人を見つけるのは至難の業です。


でも、マリビックおばちゃん、背中が痛いとか言っていたから、やっぱり女性には、母の介護は厳しいのでしょうか。。。。


やっぱり、我が家の仕事は、おかまが一番いい。探してみようかな、おかまで我が家の仕事してくれる人。どこかに求人記事でも出そうか、男は不可・女も不可・おかま求む(笑)。

フィリピン 時の経つのが早い早い

ブログの更新を、そんなにながく空けたつもりは無かったのですが、気が付いてみると一週間。とにかく、ドタバタ、どうでもいいことに毎日、翻弄されていると、日が過ぎるのが、メチャクチャ早いです。いかんですね、もうちょっとスローライフを楽しまなければ。


大学を出てから12年間のサラリーマン生活のときは、本当に働き虫の生活でした。通勤時間が長かったこともあって、朝5時起床、6時には家を出る、会社には7時半頃到着、夜22時が退社の定時みたいなもので、家に帰ってくるのは深夜12時前。で、翌朝5時起床。そんな毎日でした。


それから比べると、今のフィリピン生活は、余裕たっぷりスローライフのはずなのですが、どうも、そんな気が全くしない(笑)。原因の一つは、物事を行うのに、何でも時間がかかるからですね。日本だったら10分で済むことが、ここでは1時間。 日本では確実に1日で完了するものが、ここでは3-4日かかる。まあ、こんな実感ですから、少し用事が重なると、やたら忙しく感じてしまうのですね。


この一週間、恒例の夫婦喧嘩、親子喧嘩があって、またまた大変でした(笑)。

こういう余計なことやってるからいけないのです(笑)。

2012年3月7日水曜日

フィリピン 米ばっかり食ってる

私のことじゃないです。フィリピン人一般のことです。フィリピン人は本当によく米を食べます。とにかく、白米が無かったら食事にならないようです。パサパサ気味の米ですので、汁気のあるおかずはちょっとでも大丈夫、そのかわり山盛りのごはん。朝からごはんです。朝からフライドライスを食べることも多いです。野菜の摂取は極小で、飯ばかり食います。もちろん、そうではない人もいるでしょうが、フィリピン庶民の一般的な様子です。


以前、ブログの記事に書いた、嫁さんの若い時にできたボーズ。現在13歳。また、ふらっと我が家にやって来て3日間、ゴロゴロしてたのですが、こいつの食事が凄い。 大きなお皿に、山盛りのごはん。目分量で、茶碗4-5杯はあるのではないか。育ち盛りだから、一杯食えば良いのだが、問題は飯しか食わない。


我が家の食卓、当然色々なおかずがあります。でも、このボーズ、おかずの中の汁だけをご飯にかけて、がっつがっつ食ってそれで終わりです。 どういうわけか、おかずそのものを食わない。例えば、ニラガンバカがあったとする。牛肉と野菜の煮込みものですが、入っている具は一切食わない。野菜はおろか、肉すら食わない。汁だけを白米にぶっかけて食べる。それだけ。


おかずが気に食わなかったら、醤油をご飯にかけて食う。例のジョリビーにいっても、フライドチキンは口をちょっとつけるだけで、何とフライドチキンにつけるソースを、ご飯にかけて食う。で、皆のお目当てのフライドチキンは残してしまう。


一日3食ずっとこれですから、栄養の偏り・不足はすごいものがあると感じます。要は、米しか食ってないのですから。13歳といえば、骨をどんどんつくって体を大きくしないといけない時。当然、ミネラル(カルシウム)の需要は大人より多いです。ごはん一膳に含まれるカルシウムはたった3mg。成人一日の必要摂取量は600mg。牛乳を飲むなり、魚を骨ごと食うなり、心がけをしないと、大きくなるはずありません。


目の前におかずが色々あっても食わないのですから、貧困育ちとか、経済的な理由は問題じゃないと思います。要は、好き嫌いの問題です。そんな、食生活を子供がしているのに、指導・矯正できない親の問題ですね。


とにかく、凄いですよ。このボーズの食事を見ていると。目を覆います。ほんと。小さい小さい男になって、早死にするんだろうな、そう思ってしまいます。


嫁さんの息子ですから、私は私なりにアドバイスをしようとするのですが、聞く耳を持ちません。人の話を真面目に聞くという教育も全く出来ていない。10歳までぐらいだったら、素直さが残っているので、やりようもあるのですが、13歳にもなると、もう手遅れです。矯正が非常に難しい年代に入ってしまってます。嫁さん自身も、自分の親としての不出来がわかっているのか、あきらめているのか、何も言いません。


すさまじいものです。白米しか食わないのですから。


最後に、、、体だけじゃないと思いますね。こんな偏った食生活で、優秀な頭脳が出来るわけないと思います。フィリピン人、簡単な計算の出来ない奴が異様に多いですが、ひょっとしたら、こんな食生活にも一因があるのかも知れませんね。

2012年3月5日月曜日

異常な日本の笑い話

くだらない話しです。
今回の日本4日滞在で、一番笑ったこと。
えーかげんなフィリピン生活が長い私が、一番笑えたこと。


阪神競馬場でのお話し。
最終日、時間があったので午前中だけ、阪神競馬場に遊びにいきました。

場内のモニターに、案内が出ていました。



10レースの発走時間の変更

(変更前)15:00 → (変更後)15:01




この変更のお知らせ、必要か????
1分って。。。。

何か特殊な理由があるのだろうか、こんなお知らせをわざわざしないといけない理由が。
10分だったらわかる。1分は、、、、、、いらんだろう。


フィリピン競馬。
定刻はあるものの、一体いつ馬が飛び出すか、わかりません(笑)。


日本よ! 厳格なのは良い。
でも、たかだか競馬のスタートに1分は、別にいいでしょ。


ちょっと、異様じゃないですかね。

もう一度、心臓の素晴らしい病院

日本一時帰国の目的は、心臓のカテーテル手術の事後検査。 手術って言うと大層に聞こえますが、ほんと所要時間30分ほどで、ウトウトしているうちに終るような、処置です。まあ、それは、先生の腕が良いからでしょうけど。


行ってきました、大阪の 『今里ハートクリニック』 。


(ブログ記事参照) 心臓病の物凄い素晴らしい専門病院
http://miliondividendazo.blogspot.com/2011/09/blog-post.html


とにかく早いのです。全てが。

朝9時に予約してました。10分前に行きました。 そこから、受付・問診・基礎検査(血圧・体重)・血液検査・心電図、そしてスーパーCDによる心臓の撮影、最後に全ての結果をもとに先生の診断。ここまで全部やって、私が病院を後にしたのは、11時前でした。 2時間かかってない!


とにかく、全ての案内がスムーズ。 各部署間の連携がスムーズ。 案内がスムーズ。前回同様、今回も恐れ入りました。素晴らしい病院です、ほんと。


『今里ハートクリニック』
ホームページはこちら。
http://www.imazatoheart.com/index.html




肝心の検査の結果ですが、術後の左冠動脈は完璧。 ただ、前回も迷ったところでしたが、右の冠動脈が、つまる症状を見せている。カテーテル手術を要するかどうか、微妙なところという診断だったのですが、私のほうから、手術をお願いしました。左冠動脈の1年後検査と同じ日、半年後の9月で手術を予約してきました。

出来れば手術なんてしたくないのは人情ですが、この病院、この先生なので、私のほうから希望してやってもらうことにしました。普段、フィリピンに居ますから、フィリピンでまた、胸の痛みに襲われたら嫌ですから。今、やっとけば将来の憂いを取り除けるし、超簡単な(患者にとって)手術ですし、日本なら保険効きますし。



ということで、次回の日本帰国は9月20日。 


何と、嫁さんが同行したがってる(汗)。となると、当然、愛子ちゃんも一緒(汗)。どうしようかな。。。。。別にやましいことは全然ないんですけど、、、、嫁さんはVISAの取得、愛子ちゃんはパスポートから取らないと。面倒くさいなあ(笑)。

フィリピン セブパシフィック いいと思うよ

寒かった日本から、暑い暑いフィリピンに帰ってきました。早くも毛穴全開です。昨夜、セブパシフィック航空で帰ってきたので、マニラ到着は深夜11時50分。にもかかわらず、愛子ちゃんがターミナル3で、待っててくれました。以来、今まで24時間。 愛子ちゃんはパパに甘えっぱなしです(笑)。



何だかんだと、悪評の聞こえる格安航空セブパシフィックですが、私は全然問題無いと思いますよ。 今回は往復で16000ペソでした。ネット上でシートを予約するのに100ペソ要ったり、何でやねん!と思うところもありますが、総額がやっぱり安上がりですよね。 機内食は無く、カップヌードルやサンドイッチを買って食ったりするのですが、フィリピン航空の機内食が美味いかといえば、全然そんなことないし、たった4-5時間のフライト。カップヌードルで結構結構(笑)。シートが狭いとも言われますが、私のような大柄の人間にとっては、どこの飛行機も50歩100歩。ビジネスクラスでも買わない限り、別にかわりません。 飛行機大嫌いの私は、鼻から4-5時間の忍耐の時間と考えてますから、セブパシフィックの小さい飛行機で結構結構。


ただ!WEB CHECK IN はやっておいたほうがいいですね。関西でも、マニラでも。WEB CHECK IN は未だする人が少ないようで、ちゃんと事前にサイトからチェックインを済ませておいた私は、チェックインカウンターの長蛇の列を尻目に、専用カウンターから待ち時間ゼロでチェックインが出来ました。これは、絶対やっておくべきですね。


それと、ニノイ・アキノ・インターナショナル・エアポートのターミナル3です。 これは今のところ非常にGOOD。 何故って、人が少ないから。ターミナル1や2で、本当にウンザリした、行列待ちが、ほとんどありません。各ゲートもイミグレーションも、待ち時間はターミナル1・2に比べて、ずっと短いですね。 施設が新しいので、とても綺麗ですし。


そして、ターミナル3のスカイウェイアクセス。アラバン方面からでも、マカティ方面からでも、スカイウェイには、NAIA3の出口があります。渋滞知らずで、空港にアクセスできます。これも、とっても精神的に良い。


そんなこんなで、私はいいと思いますよ、セブパシフィック航空。関西限定ですけどね。

2012年3月3日土曜日

明日フィリピンへ帰ります

日本人なのに、行くと帰るがすっかり逆転してます。3泊4日の日本一時帰国です。日本人の私が日本・大阪の感想・感じたことを書いてみたいと思います。


(空気の乾燥)
 3月もまだ浅いので、寒いことは寒いのですが、寒さよりもカサカサの乾燥した空気を強く感じました。考えてみると、フィリピンでは空気の乾燥なんて感じたことありませんが、日本では秋から冬にかけては、乾燥が大敵です。スチームを出す加湿器なんて商品がありますが、フィリピンでは見たことないですね。ビジネスホテルの部屋で、エアコン暖房をかけたりしたら、ほんとにカサカサ、朝起きたら喉はカラカラ。女性のお肌の天敵です。



(人がいない、さみしい)
 日本滞在中は、大阪のナンバが拠点なのですが、昨日など金曜の夜なのに寂しいもんです。かつての賑わい、活気のある大阪ミナミはどこへ行ったのでしょう。景気が悪いのか、社会全体に活力がないのか、本当に人が少ない気がします。いつも夜に関西空港に降り立つと、高速バスか南海電車で大阪に向うのですが、人が少ない、いません。静かです。あのマニラから日本に来ると、本当に寂しいところだなと思ってしまいます(笑)。



(年寄りばっかり)
 京都市バスに乗った時、乗客数を目で数えると10人。私以外の9人の平均年齢は確実に70歳超でしたね。じじばば、ばっかり! 病院の待合室。私を除外すると、平均年齢は確実に60歳超。超高齢化社会の日本、これでは活力が出るわけないですよね。


(活字文化の衰退?)
日本滞在の移動はもっぱら電車なのですが、車内で気付いたこと。以前に比べて、本を読んでいる人が極めて少ない、朝でも新聞を開いている人がいない。以前はこんなことなかったと思うのですが。。。。。みんな携帯覗き込んでます、寝てます。観察してみると、文庫本などを開いて本を読んでるのは、年配の男性ばかりの気がします。そういや、フィリピンのLRTは、本を読んでる人なんてゼロ、寝ている人もいませんね。防犯、安全上の問題があるのでしょうが。。。読書量と人間の成長は比例します。これは絶対です。フィリピンの読書文化の無さは目を覆うばかり。。。日本人の読書文化も衰退していかなければいいですが。。。。。特に若い人の本離れは深刻なような気がします。


(日本のサラブレッドは素晴らしい)
いきなり競馬の話し(笑)。今日は土曜日なので、道頓堀の場外馬券売り場に少し寄りました。映像で、パドックを歩く日本の馬を見たのですが、どれもこれもスーパーホースに見える(笑)。たくましい馬体といい、気合いのりといい、毛づやの良さといい。。。。。2年間、フィリピンの駄馬ばかり見てきたせいです(笑)。 本当に天地の開きがあります、競馬のレベル。どうでもいいですが(笑)。


(当たり前だが、違法偽物商品が無い)
愛子ちゃんへのお土産は、キティちゃんのぬいぐるみ(笑)。日本が誇る世界的キャラクターです。愛子ちゃんは色々ぬいぐるみを持ってますが、れっきとしたオリジナル商品は、私が日本で買った、アンパンマンとピカチューだけ(笑)。あとは全部中国製のまがい物(笑)。コレクションにハローキティが無かったので、買ってやろうと思いまして、心斎橋で探しました。あらためて気がついたのですが、日本の商標権、著作権の管理はキチッとしてますよね、オリジナル商品しか売ってません。バクラランなどを見慣れた私に、あらためて認識しました。愛子ちゃんのキティちゃん、心斎橋筋のブランドオフィシャルショップで買いました。高い(笑)。



早くフィリピンに帰りたい。。。。。
日本は退屈に感じる。。。。
ハチャメチャでも活気のあるマニラがいい。。
フィリピン人化、ここに極まれり!?