私のことじゃないです。フィリピン人一般のことです。フィリピン人は本当によく米を食べます。とにかく、白米が無かったら食事にならないようです。パサパサ気味の米ですので、汁気のあるおかずはちょっとでも大丈夫、そのかわり山盛りのごはん。朝からごはんです。朝からフライドライスを食べることも多いです。野菜の摂取は極小で、飯ばかり食います。もちろん、そうではない人もいるでしょうが、フィリピン庶民の一般的な様子です。
以前、ブログの記事に書いた、嫁さんの若い時にできたボーズ。現在13歳。また、ふらっと我が家にやって来て3日間、ゴロゴロしてたのですが、こいつの食事が凄い。 大きなお皿に、山盛りのごはん。目分量で、茶碗4-5杯はあるのではないか。育ち盛りだから、一杯食えば良いのだが、問題は飯しか食わない。
我が家の食卓、当然色々なおかずがあります。でも、このボーズ、おかずの中の汁だけをご飯にかけて、がっつがっつ食ってそれで終わりです。 どういうわけか、おかずそのものを食わない。例えば、ニラガンバカがあったとする。牛肉と野菜の煮込みものですが、入っている具は一切食わない。野菜はおろか、肉すら食わない。汁だけを白米にぶっかけて食べる。それだけ。
おかずが気に食わなかったら、醤油をご飯にかけて食う。例のジョリビーにいっても、フライドチキンは口をちょっとつけるだけで、何とフライドチキンにつけるソースを、ご飯にかけて食う。で、皆のお目当てのフライドチキンは残してしまう。
一日3食ずっとこれですから、栄養の偏り・不足はすごいものがあると感じます。要は、米しか食ってないのですから。13歳といえば、骨をどんどんつくって体を大きくしないといけない時。当然、ミネラル(カルシウム)の需要は大人より多いです。ごはん一膳に含まれるカルシウムはたった3mg。成人一日の必要摂取量は600mg。牛乳を飲むなり、魚を骨ごと食うなり、心がけをしないと、大きくなるはずありません。
目の前におかずが色々あっても食わないのですから、貧困育ちとか、経済的な理由は問題じゃないと思います。要は、好き嫌いの問題です。そんな、食生活を子供がしているのに、指導・矯正できない親の問題ですね。
とにかく、凄いですよ。このボーズの食事を見ていると。目を覆います。ほんと。小さい小さい男になって、早死にするんだろうな、そう思ってしまいます。
嫁さんの息子ですから、私は私なりにアドバイスをしようとするのですが、聞く耳を持ちません。人の話を真面目に聞くという教育も全く出来ていない。10歳までぐらいだったら、素直さが残っているので、やりようもあるのですが、13歳にもなると、もう手遅れです。矯正が非常に難しい年代に入ってしまってます。嫁さん自身も、自分の親としての不出来がわかっているのか、あきらめているのか、何も言いません。
すさまじいものです。白米しか食わないのですから。
最後に、、、体だけじゃないと思いますね。こんな偏った食生活で、優秀な頭脳が出来るわけないと思います。フィリピン人、簡単な計算の出来ない奴が異様に多いですが、ひょっとしたら、こんな食生活にも一因があるのかも知れませんね。
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