2020年5月19日火曜日

フィリピン コロナ とにかく問題は交通機関だ

昨日から始まった大渋滞。しかし、ジープや乗り合いバスといった公共交通機関が戻ってこない。もっぱらマイカーと会社のチャーターバスで大混雑している。

フィリピン政府の方針は、ソーシャルディスタンス優先で、全ての車は50%の乗車率でしか運航してはいけないことになっている。そして、これは未確認情報だが、運賃の値上げは禁止されているとのこと。何故、バスやジープが運行再開しないのかは、やってられないから。半分の乗車率ではガソリン代もでないでしょう。

マニラ首都圏のLRT、MRT(モノレール)なんかは12-13%の乗車率が上限らしい。ただでさえ、東京の通勤電車に負けないくらいの混雑だったのに、輸送力を12-13%にして、どうせいちゅうねん。

規制するのは政府の方針次第。コロナ感染防止優先、経済なんて二の次。これは間違ってるとはいえないし、政府のスタンスがはっきりしていて良いとすら思う。でも、輸送力不足の問題が起こることは、子供だってわかりそうなこと。それに対する2次対策、何かビジョンがあるのだろうか。それとも無いのだろうか。フィリピン得意のなるようになるさ、とまさか政府がそう考えているんじゃあるまいね。

仕方なく、うちの会社も全従業員を毎日、送迎。大型バス10台を毎日レンタル。計算上は5台でいいのだが、何せ50%しか乗車させられないから、台数が倍になる。。。。。。

そうか!!! だから、やたらと渋滞しているんだ。自家用車だって、定員一杯は乗せられないようになってるし。

会社だって、いつまでもこんなことしてられないのは明らか。一体この先どうなるのか全く見えないままの、その場しのぎの方策です。

郊外のバタンガスにある巨大工業団地内に私の勤務する会社があるが、団地無いの総従業員数は何と5万人。鉄道は無い郊外なので、ワーカーの通勤はもっぱらジープとバス。それが無いのだ。コロナによる封鎖以前の通常時にジープやバスがフル稼働していても、工業団地のラッシュアワー、輸送能力が全く足りていなかったと思う。出社時も帰宅時も、道端に積み残されて、待ちぼうけの通勤者があふれていたものだ。

どうするのか、どうなるのか。

ここまで徹底したコロナ感染対策、経済とか交通とか二の次。これは、経済命の我が祖国では出来ないでしょうな。




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