2011年10月24日月曜日

人生50年

   
  またまた、うちの親父が、がたがた言い出しました。 今度は、歯です。 突然、差し歯が全部抜けたとのこと。 歯医者へ連れて行けということ。 

  ここフィリピンは、歯医者の評判があまりよくない。 と最初は聞いていたのですが、実際、ローカルの歯医者でも、そんなにひどくは無いですよ。 少なくとも、ここパラニャケBFでは。 嫁さんの前歯の差し歯交換、私の虫歯治療。 特に問題は無かったです。

  ということで、親父も近くのローカル歯医者に連れて行きました。 フィリピン人でも、差し歯の人は多いみたいで、ドクターも手馴れたもの。 価格も1本1000ペソという、極めてシンプルで乱暴な価格(笑)。 親父も納得したみたいであります。

  私の持論なのですが、いくら、平均寿命が80歳といっても、神様が人間という生き物に与えた寿命は50年なのです。 昔の日本では 『人生50年』 と言いました。 それを医学の進歩で、引き伸ばしているだけです。 その証拠に、人間の各パーツは約50年で、ガタが来ます。 目・歯を代表格に、脳(頭の切れ・記憶力)、手足の起用さ、等々。 

  胃の摘出手術、心臓の大動脈瘤、目の眼底出血、更には総差し歯。 親父を見てると、本当にそう思いますな。 悪いけど。

  経済的に満足な医療が受けられないフィリピンの庶民は、もじ通り、人生50年で、あっさり旅立つ人が多い気がします。
  
  という私も最近、近いものに焦点が合わない。 いわゆる老眼ですな。 小さい字がつらい。 めがねを外して、顔を近づけて字を読む私です。 いやだいやだ。 50年には、まだ間があるけど、私の各パーツも、そろそろ傷みだしたんですかね。

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