2019年2月7日木曜日

フィリピン 暮らし 幸せ 

ひとつ言えるのは、日本にいたら今あるものは手に入っていないでしょう。替わりに失ったものもある。この比較天秤、どちらが重いかは、完全に人による。私の場合は、完全に得たもののほうが大きい。だからよしとしている。別に自分に言い聞かせているわけではない。本当にそう思うのです。こんど列挙してみよう、得たもの失ったもの。自分は変わり者だからフィリピン暮らしに肯定的になるのです。決して普通の日本人にすすめられるもんじゃありません、フィリピン暮らしなんて。もう何年ここにいるんだ?10年近いか?金も無く、コネも無く。でもこうして生きている。そして今やここが自分のホームグラウンドになっている。日本に帰ったら多分緊張すると思う。会社がコンドミニアムも車も全て準備して、その世界だけに住んでいる企業の駐在員ではなく、何から何まで自分の判断と行動でやってきた。色々トラブルもあったし、高い授業料も払った。でも、ここにいる。もしかしたら自分の人生の中で、今が一番幸せなのかも。金は今も無い。昔のほうがずっとリッチだった。でも今のほうがずっと良い。こんな境地まで自分を成長させてくれた、フィリピンに感謝です。

そんなフィリピンがどんどん変わっている。

ビルド、ビルド、ビルドなんて言って、ビルがどんどんたっている。またかいな、これでもか、というくらいショッピングモールができる。インフレで物価が高くなる。中産階級が分厚くなってきて、核家族化が進行している。日本の足元にも及ばないが、昔のフィリピンと比べたら雲泥の差だ。道にはピカピカの車で溢れている。昔のようにラジエターから噴水を上げてる車は見当たらない。

そして、私は段々寂しくなってくる。私を成長させてくれた、大事なものに気付かせてくれたフィリピンが無くなっていきます。

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