2010年9月19日日曜日

2009年12月26日クリスマスに祈祷師がやってきた

  ここフィリピンには、怪しげ?な民間療法士みたいな人がたくさんいます。お産とか、ちょっとした診察とか、マッサージ(これが一番おおいかな)とか、、適切な料金というかチップを取ってサービスするわけです。

  我が家のドライバーの名前はバロック。年はそうですね30過ぎくらいかな。こいつが、とんだ奴で今はもう我が家にはいないのですが、ジープを1台保有し、路線営業したりプライベートレンタルしたりで食いつないできたみたいです。ゴリラのような風貌で、1日6回飯を食います(笑)我が家にいるときも6回飯食らってたみたいです。米の消費が異常に早いわけです。

  で、そいつが紹介で自分の家の隣にすむという、おばあちゃんマッサージ師を連れてきました。私一度だけ、そのマッサージおばあちゃんを迎えに、バロックの家に行ったのですが、、、川沿いのすごい所のすごい家でした。フィリピンではめずらしくもないですし、決して住んでるところで偏見を持ったりしませんが、ジープ保有しててもこの程度であることはわかりました。
  さて、やって来たおばあちゃん、もっともらしくマッサージをしてくれました。とてもソフトタッチでやさしいので母はぐっすり眠ってました。
  
  マッサージが終わって起きた母は一言、『あの祈祷師のおばちゃん、もう帰ったの?』。私と父は大いにずっこけました。風貌だけで、何かの祈祷をしてくれたと思い込んだみたいです(大笑)まあ、ありもしないことを思い込んで、全く現実の事として思い込んでしまうのは、痴呆(この言葉は大嫌いで使いたくありませんが)の典型的な症状ですが。

  さてその祈祷師さん、何回か来て貰いましたが、何事も起こらないのでやめました。母の半身麻痺には祈祷も効果がなかったみたいです。母の体になにやらオイルらしきものを塗っていたので、何かいい秘薬みたいなものだろうかと思ってたのですが、何のことは無いマーキュリードラッグでもどこでも売っているクールオイルでした。

  皆さんフィリピンの民間療法には気をつけましょう。大概、その人を推薦するフィリピン人のファミリー親戚か近所に住む人です。自信満々にすすめてきますから(笑)。
 
 『その病気のこと、私のおばさん、よくしってる』

てな調子で推薦が来ますから(笑)

 でも母はまた着てほしいみたいです。何しろ気持ちよく眠れるらしいです。睡眠誘導の祈祷だったのかな?だとすれば効果絶大でした(笑)

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