2010年9月14日火曜日

2009年12月22日いきなりフィリピン爆発。風呂の湯が出ない。

  つまらないことじゃないのです。

  母のような体の不自由な人にとって、入浴というのは大変大きな問題なのです。
いいかえると、ゆっくり風呂に入れるのはとても幸せなのです。

  日本にいる時は、団地住まいでしたから風呂は小さい小さい、段差も一杯でとてもじゃないがはいれません。結局、週一回の介護保険の入浴サービスだけでした。週一回です。あの暑い日本の夏でも週一回です。

  そこで、私は最大の親孝行として賃貸した住宅のテラススペースを利用してバスタブを備え付けたのです。といっても、あらかじめ嫁さんにお願いして手配してもらったのですが。

  で、嫁さんは完璧にOKというものですから、出発前に散々、『フィリピンに行ったら毎日風呂に入れるよー、暑いシャワーもあるよー』と宣伝してきたわけです。

  ところが、これは私が悪いのですが、日本人がいかに暑いお湯につかるか、どれだけふんだんに湯を使うかということを、嫁さんが実感として理解してなかったのですね。ぬるーいお湯が、ちょろちょろとしかでません。とても使い物になる給湯器ではありません。

  聞くところによると、嫁さんがホームセンターもどきに行ってバスタブに湯を張る給湯器を探していると言ったところ、
  
  店員が『これで十分!今ならディスカウントあります!』といって、買ってきたしろものらしいです。
  
  後で調べたところ、給湯器は用途によって能力に違いがあり、バスタブに湯をはり、強い水勢でシャワーを使おうと思うとそれなりのものがいるのです。事前にさんざん風呂を宣伝していた私としては、残念やら、憤慨するやで、いきなりイライラしてしまいました。

   結局、台所で大きな鍋に湯をわかして、バスタブの水に加えて風呂に入るということになりました。

 日本人はここまでして風呂に入りたいのか。。

的な目で見られながら。。

  それでもおかんは無事に風呂に入りました。

まあ、フィリピン経験の永い私からすると、さもありなん、という出来事なのですが、いきなり、エー加減なフィリピン爆発でした。

  でも、必死で期待に応えようと頑張ってくれるフィリピン人のスタッフには感謝です。とりあへずよかったな、おかん。

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